第一回目の前回は海岸で拾ってきた様々なものの色を色鉛筆や絵具で再現しましたが、
終わり間際、巻貝の虹色はつくれなかったね、、、
ということで今日は 再現できないなら巻貝自体を絵具にしてみようと、ハンマーとすり鉢、糊を用意しました。
巻き貝を叩いてすり潰し、粉にしていく工程の中で
「すごく硬い」
「水の方にピンクが滲みだしている」
「緑や赤が小さな粒に分かれていく」
といったたくさんの発見が生まれていきました。
でも今回も巻貝のもつ綺麗な虹色の絵の具にはならず、できた絵具は「クリーム色」、、、
虹色づくりの課題は今後に持ち越しです。
じゃあ次は集めてきた他のものたちも絵具にしてみることにしましょう。
どくだみは「エメラルドグリーン」
赤い貝は「いちごみるく」
泥岩は「濃いグレー」
緑のプラスチックの蓋は「ラムネ」
少量しか作れない貴重な絵具になりました。
他にも、海藻で「サンゴ」や、砂の「自然ラメパウダー」、たこつぼの「あずき」などユニークな絵具が完成しました。
加工する過程で硬さや匂い、温度等の多くの要素を探り出すことで一つ一つの色に対する思いも強くなっていたように感じます。
個性豊かな色たちで何を描くのか、今からとても楽しみです。
次回は今日つくれなかった黄色とオレンジと紫の材料を探しに行きましょう、ありがとうございました。
今野健太