

本日は先週、砂型を使ってつくった「犬」のパーツを組み立てていきます 。
開始すぐからドリル・結束バンド・グルーガン・針金・割り箸・ペンチ等これまでに使用してきた材料や道具を駆使して、今回もとても構築的な制作が進んでいきました。
関節部分はどうしようか?
パーツ一つ一つに重さがあるので自立させるには全てをグルーガンで固定することを提案しましたが、
「関節は動くようにしたい」
と綺麗に飾れることよりも可動性を重視した工程が選択されていき、中盤からは手順を追いながら考えていくという柔軟なスタイルに変化をしていきました。

重いパーツ同士をしっかりと取り付けるためにグルーガンも大量に使いました。
足の可動部が外れないようにするためには貝殻やシーグラスを貼り付けます。

前後の脚を取り付けたところで顔のパーツを接続するために開けた穴が目のように見えてくると
「顔をつけるのはやめよう」
と絵の具での着色に移行します。
先週は飼っている犬の名をもじった名前がついていましたが
「(青と黒を塗りながら)ブルーダーク」
「(鮫のような輪郭から)ブルーシャーク」
最終的には「地球上最も大きな動物」になりました!
今回はこれまで継続的に行ってきた砂と石膏の創作の中で経験してきたことをフルに活かしていたように思います。
素材や道具への慣れによって、イメージをとぎらせることなく制作が行えとてもユニークで密度のある作品が完成しました。
次回は新たな環境の中でまた楽しみを発見していきましょう。
ありがとうございました。
今野健太