前回骨格まで出来た人型作品制作の続きを本日も行っていきましょう。
材料も十分あるので肉付けをしてどんどん進めようと計画を練っている中で、これまではなんとなく避けてきましたが、どうしてもおばけやゾンビといったイメージのほうが強くはっきりとした創意を感じられます、、、
では思い切ってゾンビにしてみましょう!
どうせつくるなら、しっかりとしたものを完成させようということでまずは資料になりそうな画像を検索です。
特殊メイクの写真を見て「これどうなってるのかな?」「これならできるかな?」
さらにスマホのアプリも使って自分たちの写真も加工してみました。
まずは資料を見ながら顔を修正です。
「そうだ!」とひらめくと4月につくった絵の具を持ち出し塗っていきます。
砂や蛸壺の破片がちょうどよい具合に雰囲気を出してくれました。
胴体にも肉付けをしていきましょう。今回からは電動ドリルと石にも開けられるドリルの刃を使って効率的に作業を進めます。
穴の開いた石は括りつけて心臓とお尻に 、木の板は胃、枯れた葉っぱは二つにちぎって肺に
麻の紐はビニール袋の中でピンクの絵の具で揉みこみ腸になりました。
全体にも絵の具での汚し加工を施します。
これまでは等身大の人間制作ということでゆったりと制作が進んできましたが、今日一日で作品の様子が一変しましたね。
一見怖かったり気持ち悪いといったネガティブな印象の強いイメージに移ったように感じられますが、
創作意欲の高まりと共に、冗談を混じえつつも色味や質感表現に対する強いこだわりがこれまで集めてきた素材の特性ともリンクしていき、とても幅広い技法やアプローチの工夫を促していたように思います。
これからどのように展開していくのか、、、とても楽しみです!!
ありがとうございました
今野健太